ある日、保育園に個別面談の申し入れが来た…
ある日の保育園の迎えの時に「お母さん、どこかで個別面談できませんか?」と保育士さんに言われました。
娘が発達障害と診断された後、送りの際に保育園に報告を行い、
以後の療育の様子は連絡帳を通じて行っていました。
診断直後は療育を探したり、保健センターや発達支援センターとのやりとりで手一杯で、
園との連携は簡素になっていることは不安を常々感じていました。
また最近の連絡帳では「〇〇をしたけど興味がなさそうだった」「1人で遊んでいた」
という記述も多かったため、集団行動ができないことを注意されるんだろうな…
とてもどんよりした気持ちに。
何を言われるのか不安
実際に0歳クラスの時には「集団行動ができない」と個別面談で注意されています。
みんなが大人しく絵本を読み聞かせしてもらっている中で1人だけ立ってうろうろしたり、
絵本を触りたがるので止めるのが大変だと言われました。
面談後に隠れて様子を見せてもらった際に見たのは、絵本の読み聞かせ中に
1人だけ立って前にいかなように抱っこされている我が子。
他の子は大人しく壁際に座って絵本を見ていました。
今思うとその時から発達障害の傾向があったのかもしれませんが、
1歳のうちから全員に指示が通ることはないと思っていた私には衝撃的な場面でした。
保育園からの連絡の大体が、全く集団行動してないな~という報告ばかり🙄
風船で遊んだ→1人でおしり移動遊び
リトミックした→ピアノ触ろうと必死0歳保育で呼び出された時も「集団行動を出来るように」と言われたのだが…2歳ってそんなみんな言うこと聞くの…発達障害の特性なのか…
— さとみ(働く母) (@satomi_yukac) September 7, 2020
ST(言語聴覚士)から言われた言葉
不安が先行する中、毎週土曜日に訪問療育に来ていただいているSTさんに面談があることを相談。
すると「保育園でも何か困っていることがあるのかもしれませんね?」
「保育園での困りごとは僕に言ってもらえればアドバイスできますよ」と穏やかに返答をいただきました。
娘のできていないことを注意されたり、それに対してどう返せばいいんだろう、
と悩んでいた私には目から鱗の内容でした。
園でも困っていることがあるんだ。
聞かれてわからないことはSTさんに聞けばいいんだ!
ものすごく当たり前の気づきなのですが、不安だった私にはとても安心感がある言葉でした。
面談の目的、統合保育ということば
今日の朝30分ほど使って娘の通うクラスの主任の先生2人とお話をしてきました。
面談の目的としては療育での行っている対応などを把握したかった、ということでした。
先生たちは娘の成長や変化を細かくそして温かく見て頂いていると感じました。
例えば園でもクレーン現象が顕著になっているようで、どう対応するのが適切か?と言ったことなど。
終始和やかに進み、心配していたのが馬鹿みたいでした・・・
私もA4の用紙にこれまでの経緯、療育での指導項目などを細かく記した書類を持っていたので、
面談でのコミュニケーションはとてもスムーズでした。
それどころか、診断後の療育にこぎつけた速さや、制度や障害について学んでいることを面談中に褒めていただき、涙が出ました。
今日の面談で印象的だったのが「私たち園は統合保育方針なので安心してください」と言われたこと。
統合保育とは障害のある子とない子を一緒に遊んでいきましょう、という方針を指すようです。
難しい単語ではないですが、初めて聞く言葉でした。
発達障害のお子さんと抱えて保育園や幼稚園を探される方は頭の片隅に置いておいていただけると、
入園前の園とのコミュニケーションの時に使えるかもしれません。
園とのコミュニケーションが不足していた、とすごく反省したのですが、
居住している自治体で集団保育が可能だが発達に遅れがある子という障害児保育の枠があり、
診断がついていれば加配の先生をつけてもらえたり、個別の指導計画を立ててもらえるということでした。
今日の話し合いを経て、娘は障害児保育の枠に移行する手続きをしていくことになりました。
面談を行って感じたこと
発達障害と診断された後、振り返るととても孤独を感じていました。
誰も教えてくれない、自分がゆかの未来をどうにかしないといけない…
(その中で同じ悩みを持つ方々とのTwitterの繋がりはとてもありがたいものでした。)
リアルの世界に助けてくれる人は少ないと感じていました。
しかし今日の面談で、ゆかを支えてくれる人はたくさんいるんだ!と勇気をもらった気がします。
発達障害のことを人と話す時は、いまだに泣いてしまうことが多いのですが、
今日は理性的に保育士さんたちとお話しすることが出来た気がします。
これから先もポジティブなことだけではないと覚悟していますが、
困った時に支えてくれる人がいるということはこんなに勇気に変わるんだと驚いています。
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発達障害と診断された後、療育に決定するまで試行錯誤の連続でした。
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