こんにちは。さとみです。
2歳の娘が発達障害と診断されてから、
言語聴覚士さんに自宅に療育に来てもらっています。
その間にも、直近1ヶ月で娘のクレーン現象が顕著になってきました。
今週は親が悩めるクレーン現象の対する対応を学んだので、その内容をシェアしたいと思います。
障害児支援の素人ですが、少しずつ学んでいっています。
発達障害児が行うクレーン現象とは?
クレーン現象とは、自閉症の子どもによく見られる行動で、
何か欲しい物を取って欲しい時に親の手首を持って、欲しいものに近づける行動です。
健常児(定型発達児)では、欲しいものがあるきには「ジュース(ちょうだい)」のように言葉で要求したり、
欲しい物を指差して「これ」と示すのが普通です。
クレーン現象は、自閉症の子どもだけに見られるものではなく、要するに言葉で表現できないための行動です。
ネットで検索すると「クレーン現象」や「逆さバイバイ」は発達障害の代名詞のようになっていますよね。
自閉症の特有の現象ではありつつも、健常児の子もやることはあるので、
クレーン現象=必ず発達障害だ!と気に病む必要はないと思います!
実際、手を引っ張ってお願いされるなんて良くあることだと思います。
心配している親御さんを、さらに心配させる意図は全くありません。
娘の場合、発達障害と診断されてからクレーン現象が出てきた状況です。
【発達障害のクレーン現象への対応】問題がある行動ない行動を切り分ける
健常児も発達障害児も行うクレーン現象ですが、
問題の有/無を切り分けるとしたら、「目が合わない」と言う部分になるそうです。
目が合う=相手のことを意識している問題ないクレーン現象であるのに対して
目も合わない=親の体を道具のように扱っているので良くないということです。
こちらの動画がわかりやすかったので紹介させていただきます。
【発達障害のクレーン現象への対応】目を合わせる
子供に対して、名前を呼び目を合わせる対応をする
1.名前を呼ぶ
2.目があったらお願いしている内容に応えてあげる
3.目が合わない場合、身体的な接触を行うなどして働きかける
4.それでも目が合わない場合は1に戻る
【発達障害のクレーン現象への対応】発語を促す
1.やって欲しい対象に親が指さしをする
2.「○○だねぇ!やりたいねぇ!」など声をかけて注目を集める
3.「じゃあお願いしてみようか?」と言って発語とお願いポーズを促す
最初はもちろん発語できませんが親が一緒に手を合わせるお願いポーズをして、
嫌がらずできたら褒めてあげる、と繰り返します。
3では、無意味語でもいいので発語する、ポーズができる→「お願い」と言えるようになる、
という段階的な成長を狙っています。
自宅での療育はこんな風に行っています。
言語聴覚士さんがいない場面でも親が常にこれを意識して接しています。
娘の場合は、かつては抱っこも嫌、手を繋ぐなんてもってのほか!という娘だったので、
クレーン現象でも少し嬉しいと思ってしまうんですけどね…。
発達障害の子供の関わり方を学べるおすすめ本
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発達障害と診断された後、療育に決定するまで試行錯誤の連続でした。
なぜなら「誰も全体像を教えてくれない」からです。
療育の見学のポイント、受給者証の申請など決定までの流れ、
必要な情報と一記事にまとめましたのでご覧ください。
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