夫がフリーランスになりたいと言ってきたら?妻が考えるべきこと

はじめまして。会社員嫁のさとみです。

長女の出産を10日ほど前に終えたばかりなので、妊娠や出産について書きたいことがたくさんあるのですが。
まずはブログタイトルにもある「夫:フリーランス、妻:会社員」という家庭の布陣に至った経緯について書いておきたいと思います。


夫が「フリーランスになりたい。」と言ってきたらどうする?


状況にもよるのでしょうが、正社員から保証のないフリーランスになるということで、不安が先に立つ方が多いのかなと思います。

私は、だいちがフリーランスになるのは超大賛成でした。
(とはいえ、家族がいるのに無責任にフリーランスになられても困るので、リスクをチェックする態度はしばらく続けていました。演技ができないから難しい・・・笑)
なぜならだいちにとっても、私にとっても、メリットが大きいと思ったからです。



夫が独立するときの妻的チェックポイント

一口にフリーランスになると言っても、いろんな独立の仕方があると思います。
個人的にはざっと下記のようなチェックポイントを設けて、主人と話し合いました。

1.夫のキャリアプラン
これまでに経験してきたことが活きるか、また5年後、10年後どのようなキャリアプランを描けるか

2.フリーランスの仕事は収益再現性があるのか?
経済的な安定性、長期性は家庭がある以上は切っても切り離せない問題となります。
起業する際は開業資金なども必要になりますので家庭の収支はプランニングが必要でしょう。

3.家庭にもたらすメリットは?
自由な時間が増える中でどの時間に投資していくのかを夫婦でよく話し合う。
これはどちらかというと、どうメリットを作るのか?という意思の問題かなと思います。

4.家庭にもたらすデメリットは?
●ローンが組みづらくなるため、車住宅などの購入を考える場合は夫婦で検討する
●クレジットカードも作りづらくなるため、正社員時代に整理、発行する
●住民税や健康保険などフリーランスになることで支出が増すことを確認する
●厚生年金から国民年金に変更なることで受取額が減少するため、保険の見直しを行う
●個人事業主かつ自宅での業務は保育園の指数にマイナス影響が出る可能性がある
●その他、節税対策の基本的な知識があるかないか

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逆転子育て的な考え方

1.夫のキャリアプランとして
フリーランスは能力の切り売り。育成してくれる人はいないため、どの段階でフリーランスになるのかはとても大事だと思います。
私は現職が管理職のため部下のキャリアプランについて相談を受けることが多いです。IT企業のため、独立してフリーになったり、起業したりする人もたくさんいました。そのため主人に対しても、妻からというより職場の仲間と同じ目線で意見を述べていました。

仕事は大別すると「作業する」「思考する」の2つに分けられると思います。
概ね作業業務は代替性が高く、効率性が重視され、やりがいを内的にかつ持続的に見出すのは難しいものです。個人的には仕事は必要不可欠な作業をいかに圧縮し(もしくはアウトソースし)、思考の比重を増やし、自身で考えを実行に移して経験値を積むことがキャリアを形成する上で大事だと考えています。
その観点で考えると、主人の小売店舗での仕事は「80%作業、20%人間関係調整」といった印象でした。
若いうちに仕事を理解する上で「作業」はとても大事なのですが、30代に入ってもずっととその環境にいることが、キャリア形成上私には良いことに思えませんでした。
フリーランスになるかどうかは置いておいて、まず環境を変えたいという本人の意見も理解できるし、主人のこれからのキャリアを考えても応援してあげたいと思いました。
現在はブログをメインに行なっていますが、ライター業や本の執筆など本人の個性が前に出るもので実績を積み、人間関係を広げチャンスをものにしていってほしいと本人には伝えています。

2.フリーランスの仕事は収益再現性があるのか?
つぎにフリーランスの根幹を成す仕事が、フリーになっても持続的に収益をあげ続けていけるものなのかを考えました。
極端なことを言えば「まぐれで1,000万の仕事を1件受注したからフリーランスになる」と言われた場合、1クライアントに集中しすぎてリスクが高すぎるし、継続的に受注できるかわからないので却下となるわけです。
主人の場合、1年近く毎日ブログを書き続けており、ブログの価値や収益は日々高まり続けています。(200万PVはその証だと思います。)また収益性についても独立前に一定期間の目標値を設け、クリアしたら独立するという夫婦の取り決めも、力強く達成してくれたため、信頼性もありました。
主人の場合、選択した職業がプロブロガーであり、事業をはじめるにあたり固定投資が極めてミニマムなのもメリットだと感じました。このあたりは独立する業態によって大きくリスク度合いが異なると思います。
また何より主人が大好きなガジェットに関わる仕事であり、フリーランスになる価値のある仕事だと応援しています。

「ブログなんてGoogleの評価が変われば天国から地獄もあっという間」という指摘もあると思いますが、それは「いい会社に就職してもクビになるかもしれないよ」という指摘と同じくらいのリスクと割り切っています。どのような仕事であれ、日々リスクとして起こる変化に対応し努力していけるかどうかがとても大切なのだと思います。

3.家庭にもたらすメリットは?
プロフィールにも書いたのですが、もともと20代はワーカーホリックで働いている時間が好きです。
子供を産んだ後もキャリアを断絶せずに仕事を続けていきたいと願っていました。
そのためには、子育てのやるべきことを「アウトソース」することが必須でした。
朝夕の保育園の送り迎え、病気になったら毎回迎えに行くこと、ご飯を作ること、掃除をすること・・・
これらは子供が生まれたら絶対に必要なのですが、必ず私がやる必要があることかと言えばNOです。
フリーランスになるにあたり主人はこれらのことを代替してくれるということを提案してくれたため、私の目指す30代の働き方にも合致し、メリットが大きいと感じたため、その観点からも賛成でした。
仕事に集中し、母親しかできないこと(母乳をあげるなど)と子供とのコミュニケーションに時間を割ければ、こんなに幸せなことはありません。現在は産後休暇中ですが、この観点は心配なく復職できると感じています。
主人がフリーランスで家庭に入り、私は正社員として産休などのメリットを享受できる。
お仕事を頑張っていきたい女性にとっては意外と最強の布陣なのかなと感じています。

4.家庭にもたらすデメリットとは?
この部分はテクニックと情報収集である程度対策できると感じています。例えば下記2点。
●ローンが組みづらくなるため、車住宅などの購入を考える場合は夫婦で検討する
→情報収取してみると意外とローンは組める人が多いよう。収入が安定していれば問題ないため、日々の収益を追いかけることを重視することに。また住宅については「しばらく買わない」を選択。場所にとらわれない仕事をしている主人だからこそ、住む場所を限定しない楽しさを享受することにしました。

●個人事業主かつ自宅での業務は保育園の指数にマイナス影響が出る可能性がある
→バーチャルオフィスを借りることで指数的には解決できそう。
など。
各デメリットは時期がくるごとに潰して行くつもりなので、続報を書きたいと思います。

子育ては走り出したばかりですが、私たちなりに納得のいくスタートの体制になったと思っています。
産休からあけたらまたもっともっと具体的にメリットや改善点について書いていけると思います。

 

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