育休明けに女性管理職としてフルタイムで復帰してみた。

こんにちは、さとみです。

保育園の結果が出ている自治体が多いですね。

育休を取得していたママパパたちも保育園に受かった方は

復職に向けて準備をしなきゃいけないなぁと思っている時期でしょうか!

私は復帰してようやく1ヶ月半が経過しました。

1ヶ月半の間に、想像以上に会社の中の方々からコンタクトをもらう機会が増えました。

産休育休に入る前は気にしたこともなかったのですが、

想像以上に悩んでいる女性が多かったんんだなと実感することも。

管理職フルタイムでの復帰

私は29歳に管理職になり、産前までフルタイムで仕事をしていました。

復職前の会社との面談では、3パターンを提示されました。

  1. 産休前と変わらない働き方
  2. 管理職ではあるがメンバーマネジメントをせず、個人の高い目標を達成する
  3. 時短勤務

この3つ、当然給料も驚くほど異なります。

時短勤務になる場合、給与は産前の1/3程度になる試算でした。

月数十時間の違いで評価も給与もできる仕事もこんなに振れ幅が出てくるんだ。

率直に、ショックを感じました。

産後働く女性の考えはそれぞれだと思いますが、能力的な変化はないものの、

子供ができるという1つの変化がどれだけ働く女性に影響があるのか実感する出来事でした。

私は子供を産む前から、「出産・育休を逆手に取る」「新しい仕事でキャリアを積む」と決めて、

夫婦で話し合い、家庭の形も大きく変化しました。

夫は仕事を変えてフリーランスになり、育児と仕事を両立して私をサポートしてくれています。

私は復職後、新規部署の立ち上げを行い、未体験の仕事に日々ヒーヒー言いながらも、

産休前よりも思い描く理想の仕事の仕方に近くなり楽しい毎日を送っています。

管理職のため、当然自分の思った通りに時間を使えないことも多々ありますが、

なんとか夫婦で乗り切れています。

 

ダブルスタンダードな会社の考え方

復帰後に、社内の女性から「話を聞かせて」と言われる機会が増えました。

私が働く会社は平均年齢が20代の若い社員が多く、女性の管理職は数える程度しか存在しません。

結婚前の女性も、同じような産後に復帰した女性も、仕事の仕方、キャリアに悩んでいました。

話を聞いてみると会社のダブルスタンダードだろ、と思うことが多々あります。

 

自社では女性活躍を掲げて、大学院などで受けられるような論理思考などの講義を

選抜を経た女性社員だけが無料で受けられるなどの制度があります。

外から見れば女性活躍の支援に手厚いと見られるようになっています。

一方で、時短社員の評価などは今だに低く、業績貢献しない社員として扱われている一面もあります。

(時短勤務の評価が難しいという問題は一定、どこの会社にも問題としてあるのだと思いますが)

こういった会社の状況と自分の希望を踏まえると、

今の家庭の体制がベストだと感じて復職の準備を進めてきましたが、

そうでもしないと無理、という現実のハードルの高さにたまにうんざりする時があります。

 

女性の理想のキャリアとは?

自分は世の中の理想のキャリアとは程遠いのですが、1つだけよかったと思っているのが、

自分1人で時間を好きなだけ時間を使えるうちに仕事に打ち込んで管理職になっておいたことです。

主人のサポートがあるとはいえ、産後は当然時間的制約が明確にあります。

家庭仕事のバランスを常に考える必要があり、

選択したものとのトレードオフは常に発生しています。

この環境下でさらなる成果を出す、ということが生半可なものではないなと日々感じています。

自分が自由に時間を使えるうちに評価されるきっかけをもらったことは大変幸運だったのだと。

 

時短も育休も子を持ちながら働く人の権利だけど

育休も時短も使うこと自体は全く悪いことではなく、非難されることではありません。

私も望んで取得し、素晴らしい経験だったと思います。

しかし、会社からすれば取れと指示したものではありませんし、

育休が明ければそれすらも我慢して仕事にあらゆるものを投資しまくっている人と同列で評価を受けることになります。

子供を産んでからもキャリアを追いかけるのはとても覚悟がいる。

前時代的なテンションかもしれませんが、子持ちの女性が働いていくことは逆風も課題も多い。

結論めいたことは言えないのですが、権利を主張するばかりではダメで、

自分のスキルを洗練させ、武器にして生きていかないと感じる復職後の日々でした。

復職に向けて便利なもの紹介

復帰してみて良かったこと、準備したものをまとめています。合わせてご覧ください。

大変なこともありますが、一緒に頑張りましょう!

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